水虫について

水虫とは

水虫の正体はカビ

足の皮膚が水膨れになったり、めくれてムズムズと痒みの生じる皮膚の病気「水虫」。
この病気は、カビ(真菌)の一種である白癬菌が皮膚の表面に付着して感染することで発症します。
この白癬菌の特徴を知り、水虫のことを学べば、水虫の治療にもきっとお役に立つと思います。

ここでは、白癬菌の特徴と水虫の種類を学びながら、その治療方法について解説します。



白癬菌の姿と皮膚の構造

白癬菌は、元来、土の中にいた菌で、人や動物には感染しなかったと言われていますが、年月をかけて、好物となったケラチンを求め、私たちの皮膚に住み着くように進化したと言われています。

ところで、白癬菌とは、どのような菌なのでしょうか。
まずは、その姿から見てみましょう。


【実際の白癬菌の顕微鏡画像】


糸ミミズのような姿をしているのが、白癬菌です。この白癬菌は、先端部分を分裂させることで、増殖をしていきますが、
その増殖のために必要な栄養素が人間が持つ「ケラチン」と呼ばれるタンパク質です。
このケラチンは皮膚の1番外側をおおっている「角質層」に多く含まれるのですが、白癬菌はこのケラチンを溶かしながら、
栄養素として、増殖し皮膚をボロボロにしていきます。

【皮膚の構造】


ちなみに、皮膚が痒くなる理由の一つとして、ケラチンを溶かす際に酵素が発生するのですが、それが神経を刺激したり、
異物侵入と感じさせ、免疫反応が起こることで痒くなると言われています。



白癬菌を増殖させる条件

白癬菌の増殖にはある一定の条件が必要となります。
どういう条件かと言えば、白癬菌はカビの一種ですので、お風呂場をイメージすれば簡単です。
汚れや湿気、そして気温が高ければ、あっという間に増殖します。

白癬菌の場合、清潔にしていない角質層と、温度15度・湿度70%以上であれば、一気に増殖することが可能です。

空気が乾燥していても、靴を履いて、30分も歩けば、靴の中は常に湿度80%ほどになりますので、普段の清潔が予防には大切なこととなります。

一昔前までは、水虫は、湿度の高い梅雨の時期になりやすいと言われていましたが、最近は暖房設備が行き届いており、保湿力の高いブーツなども人気があるので、冬でも発症しやすいと言われています。



感染経路について


水虫の感染経路については、一般的にご自宅のお風呂の足マット、トイレのスリッパなどのほか、サウナやスポーツジム、公共浴場など不特定多数の人がいる場所で感染するという話が有名です。
水虫の厄介なのは、人にうつるということなのですが、家族の中に水虫の方がいるとうつる可能性は非常に大きいので注意が必要です。
但し、水虫の原因菌である白癬菌は角質層に定着するまでに24時間程度の時間が必要になりますので、その前までに足を洗うなどすれば、水虫を防ぐことが可能です。
なお、白癬菌はおもに足に増殖しますが、体の他の部分にも寄生しその部位によって「しらくも」「いんきん」「たむし」などの異なった呼び方するほど、体のあちこちに感染する可能性を持ちますので、毎日、体を綺麗に保つことが一番の予防方法だと言えます。



水虫の種類

[1]足指間が白くふやけたり赤くなって皮がむける『指間型』



いちばん多いタイプで、第4指間(一番外側の指の間)に最初に症状が出て、悪化するにしたがって他の指間や足の裏までにも広がり赤く腫れる場合もあります。いつもジメジメしていて、白くふやけたようになり、その皮膚がやがてボロボロむけてきます。 臭いが気になる方も多く強い痒みを伴う場合も多いです。

[2]土踏まずや縁にかけ小さな水ぶくれがブツブツとできる『水疱型』



米粒大か、それよりやや小さい水疱が足の裏にでき、土踏の発症が最も多いです。

次にその周囲、側面、指、指間にもできますが足の甲にはできません。水疱の周りが赤くなって腫れてくる場合もあります。痒みが強いのも特徴ですが、全く痒みのない方も稀にいらっしゃいます。
水疱がつぶれて出てくるリンパ液には白癬菌はいないので、液からうつる心配はありません。


[3]足の裏の皮膚がかたくなり粉をふいたようになる『角質型』


いわゆる乾燥型で、かゆみはほとんどありません。
長い間水虫に悩まされていたり再発を繰り返している方に多く、水虫とは気づかず、かかとの乾燥によるひび割れや肌荒れと思われている方もいらっしゃいます。ボロボロと角質が剥がれてくるので、家族への感染が心配です。


水虫治療 3つのポイント

  1. 足を洗う習慣をつけよう。
    外出先では無理ですが、家に帰ったら手を洗うのと同じように石鹸で足を洗いましょう。洗ったら水分を良くふき取り、乾燥させ薬を塗ります。
  2. 患部の通気性を良くしよう。
    水虫は適温高湿を好みます。履物や靴下は通気性のよいものを選びましょう。靴下は木綿や麻の素材のものにし、毎日履き替えましょう。
  3. 水虫薬は根気良く塗りましょう。
    お風呂上りがベスト。できれば1日2~3回塗りましょう。痒みが止まり治ったように見えても少し続けて塗りましょう。また、皮膚について部屋の中に落ちた菌、お風呂マットについてしまった菌も、数ヶ月生きています。掃除機をこまめにかけたり、お風呂マットもまめに洗って、日光でよく乾かしましょう。

【水虫薬エフゲンでの治療方法】