【もくじ】
・足湯とは?
・さまざまな足湯の効果
・冷えや浮腫みを取り除く足湯
・疲労回復にいい足湯
・転倒や痴呆症の予防になる足湯
・痛みを緩和する足湯
・良質な睡眠を生む足湯
・体の負担のかからない足湯
・基礎代謝を上げ、アンチエイジングになる足湯
・水虫治療の効果を上げる足湯
・効果的な足湯の入り方
・【コラム】炭酸入浴剤の不思議
・足湯からあがる際の注意点
・世界の足湯事情~ドイツ編~
・世界の足湯事情~中国・台湾編~
・大源製薬が開発した足湯専用入浴剤「贅沢JUYAKU」
足湯とは?
足湯は、銭湯や温泉文化が発達した日本人にとっては、古くから知られているフットケア入浴法の一つです。私たちがいつから足湯を楽しむようになったのかについては、これといった記録が残っていませんが、紀元前の温泉を楽しんでいた時期から、足湯は冷えを取り除く入浴法として、楽しまれていたのではないかと言われています。ちなみに、今のようなフットケアとしての足湯が定着したのは、江戸時代になってからのことだそうで、たとえば江戸時代の健康に関する書籍を書かれた「養生訓」の著者である貝原益軒は、体が弱い妻のため、毎晩のように寝る前に足湯を用意して、妻の免役を高めて、病を予防するフットケアを実践されていたそうです。 |
さまざまな足湯の効果
衣服を脱がなくても入浴できる上、心臓や内蔵への負担が少なく、全身を温まめることができ、またリラックスもできる足湯。昔から老若男女問わず、楽しむことが出来る入浴方法として知られていますが、なぜこれだけの効果が発揮されるのかという科学的検証については、まだ研究が始まったばかりだとも言われています。 |
冷えや浮腫みを取り除く足湯![]()
足湯の効能で、まず頭に浮かぶものとしては、「冷え」の解消ではないでしょうか。私たちの体は、60兆という細胞で出来ており、その細胞の活動には、酸素の補給と老廃物の排除が必要となります。そして、それらを運ぶ役目を果たすのが「血液」なのですが、血液というのは、体温が低いと粘度が高まり、体温が高くなるとサラサラになるので、血流が早まり、体の隅々まで栄養や酸素が回り、老廃物を回収することが出来るようになります。 |
疲労回復にいい足湯![]()
冷えや浮腫みとともに知られている足湯の効能としては、疲労回復が挙げられます。人間の体の中で最も心臓から遠い位置にあり、血管が皮膚の側を通っているところを温める足湯は、15分程度の入浴をすることで、温熱作用により血管が広がり、温められた血液が血流をよくすることで、大量の酸素を体中に巡らせることになります。その結果、深部体温と呼ばれる体の奥の体温は、1度ほど上昇すると言われており、また副交感神経が高まることでリラックスも出来るので、疲労回復に役立つと言う訳です。 |
転倒や痴呆症の予防になる足湯![]()
最近の研究によると、足湯には高齢者の転倒防止や痴呆症の予防にも役立つことが発見されています。例えば、高齢者が転倒する大きな原因の一つとして、関節や筋肉の柔軟性が歳を重ねるごとに失われてしまい、ちょっとしたことでバランスを崩されての転倒が挙げられます。足湯を入浴すると、足湯で関節や筋肉が温まることで柔軟性が増し、その結果、可動域が広がることで、バランス感覚がよくなるということが分かっています。 |
痛みを緩和する足湯![]()
足湯は、体を温め、血流をよくし、副交感神経を高めてリラックスした状態になることから、痛みを緩和することもできる方法として、注目を集めています。特に、関節や筋肉痛など全身に痛みを生じるがんやリウマチといった類の病気には、足湯は最適な痛みを緩和する温熱療法として、多くの方に取り入れられています。 |
良質な睡眠を生む足湯![]()
人間の体は、朝目が覚めるとともに体温が上昇し、夜になると脳や内臓の温度を下げて体力回復を図る働きがあるのですが、その際に重要なのが手足の温度だと言われています。手足の温度が低すぎると体の熱を放出することができず、脳が眠るということが出来ない状態になります。 |
体の負担のかからない足湯![]()
足湯の良いところは、体への負担が少なく、衣服を脱がなくても裾をめくり上げれば良いだけという手軽さがあります。女性の方の7割近い方が悩まれているという冷え性を解消するひとつの方法として、足湯は注目を集めていますが、お風呂での入浴が辛いという入院中の患者さんや介護を必要とされている方からも、リフレッシュすることができる入浴法としても注目を集めています。 |
基礎代謝を上げ、アンチエイジングになる足湯![]()
足湯の効果には、深部体温を上げることによっての基礎代謝をアップさせることが挙げられ、エネルギー代謝が高まることで結果として内臓脂肪が付きにくくメタボ対策や、新陳代謝が高まることでのアンチエイジング作用があると言われています。また、脳への血行促進も高まることで、記憶力の低下や認知症の予防にもなり、若々しさを保つことができます。 |
体の負担のかからない足湯
足湯の良いところは、体への負担が少なく、衣服を脱がなくても裾をめくり上げれば良いだけという手軽さがあります。女性の方の7割近い方が悩まれているという冷え性を解消するひとつの方法として、足湯は注目を集めていますが、お風呂での入浴が辛いという入院中の患者さんや介護を必要とされている方からも、リフレッシュすることができる入浴法としても注目を集めています。 |
水虫治療の効果を上げる足湯![]()
日本人の4人に1人が患っていると言われている水虫。水虫の治療は、水虫薬を使わない限り完治することが出来ませんが、足湯に入ることで、より効果的な治療を行うことができます。 |
効果的な足湯の入り方![]()
足湯を効果的に入浴するポイントは、お湯の温度と入浴時間、お湯の量、そして入浴剤を使うことの大きく5つの注意点がありますが、ひとつずつ解説していきましょう。 |
【コラム】炭酸入浴剤の不思議![]()
昨今、入浴剤の中でも人気を博しているのが、「炭酸入浴剤」ですが、炭酸入浴剤には、知っているようで知らないことが、非常に多くあります。例えば、入浴時にタブレット型の炭酸入浴剤を溶かしながら入る方も多いと思いますが、炭酸入浴剤がお湯の中に溶け込んで、ベストなタイミングというのは、炭酸入浴剤が全て溶けてから数分後がもっとも炭酸ガスの濃度が高い状態なので、2時間近くは炭酸ガスがお湯の中に溶け込んでいるのだそうです。 |
足湯から上がる際の注意点![]()
足湯は、お風呂場でも、リビングでも、軒先でも、お好きな場所で楽しめる入浴法ですが、足湯から出る際には、以下の2点だけ気をつけてください。 |
世界の足湯事情~ドイツ編~![]()
ドイツには、人が本来持っている自然治癒力に着目し、 その力を引き出すために考え出した「クナイプ療法」というものがあります。クナイプ療法は5つの柱があり、温水と冷水を交互に足にかける「水療法」、ハーブを使った「薬草療法」、それに運動・栄養・バランスの取れた「規則正しい生活療法」を総称で「クナイプ療法」と呼ぶのですが、足湯も水療法の一つとして200年近くドイツで親しまれている健康法として知られています。 |
世界の足湯事情~中国・台湾編~![]()
どの国よりも先に足湯の効能に目をつけて、積極的に行われている国が中国です。足つぼマッサージに行くと、足つぼマッサージをする前に足湯に入浴しますし、スーパーに行くと足湯専用のバケツも売られていて、家庭内でごく普通に足湯がなされていることが、身をもって感じます。 |
大源製薬が開発した足湯専用入浴剤「贅沢JUYAKU」
大源製薬が開発した足湯の入浴剤「贅沢JUYAKU」は、足湯に炭酸ガスと3種類の漢方エキスを配合した足湯専用の入浴剤です。市販の入浴剤の約6倍の620ppmの高濃度炭酸ガスが入っているため、気泡もしっかりと肌につき、足湯に入った実感が違います。また、ドクダミ、カモミール、ティートゥリーの3つの漢方由来のエキスが入っており、冷えや浮腫みだけでなく、肌を整え、保湿をする成分も配合されています。また、自然の研磨剤であるシリカを配合することで、入浴後もツルツル感が持続する足湯専用の炭酸ガス入浴剤です。 ![]() |