いつでしたか、掌蹠膿疱症で芸能活動を休業していたある女優さん
の会見をテレビでみました。女優さんは手足に発症する掌蹠膿疱症
だけではなく、痛みが強い骨関節炎も併発していたそうです。
この掌蹠膿疱症は、手のひらと足裏に膿を持った小さな発疹が、何度も
繰り返しみられる皮膚病です。皮膚以外にも10%ほどの患者さんは
先の女優さんのように肘や膝、胸骨と肋骨、鎖骨の関節などが腫れて
激痛を伴います。
発症の原因は慢性扁桃腺炎、虫歯などによる細菌アレルギーや
金属アレルギーが一因すると見られていますが、ビタミンの一種である
ビオチンが欠乏して起こる免疫異常によって発生する病気です。
この掌蹠膿疱症、症状が水虫に非常によく似ているのです。
土踏まずにできる膿を持ったブツブツは水疱型の水虫に似ていますし、
かかとに見られる赤くガサガサした発疹は角質型の水虫に似ています。
(水虫の水疱は膿を持ちません)
水虫ではない皮膚病に自己判断で水虫だと思ってせっせと水虫薬を
塗布すると、症状がかえって悪化する場合があります。
また、掌蹠膿疱症に処方される副腎皮質ホルモン剤含有軟膏を水虫に
塗ると、水虫がどんどん広がっていきます。
水虫(白癬菌)かどうかの診断は皮膚科のお医者さまで簡単に行って
いただけます。
ご自身で判断なさらず、ぜひお近くの皮膚科でご相談ください。
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