厄介な水虫のもと、白癬菌。皮膚糸状真菌とよばれる動物や人の角質層に
寄生しているカビです。
ひと口に白癬菌といっても実は10種類以上の菌があります。
足の水虫菌は、そのほとんどが「紅色菌」か「趾間菌」で、人の角質を
宿主にする「好人性菌」といわれるものです。
「紅色菌」は人に寄生する最もポピュラーな原因菌で、足白癬だけでなく
身体に発症するタムシや、足股に見られるインキンなどの原因になります。
「趾間菌」はおもに足白癬の原因菌です。
足白癬にも足指の付け根部分や土踏まずにに小さな水疱が見られる水疱型
足指の間に発症する趾間型、永い間水虫を持たれている方に多く角質が
分厚くなる角質型とに分かれますが、趾間型、角質型には「紅色菌」と
「趾間菌」が半分ずつなのに対し、水疱型には「趾間菌」が多く見られ
ます。
趾間型に「趾間菌」が多くないところが、ややっこしいですね。
人間は皮膚に害を与えるような異物を感じると、免疫力によってそれを排除
しようとします。毛染液やネックレスなどで起こる、接触性皮膚炎が
そうですね。
でも、「紅色菌」や「趾間菌」は人に排除されることなく、皮膚の中で生活
できるように、生きながらかしこく進化してきたものと思われます。
命を保つため進化し続けてきたカビたち。水虫が治りにくいといわれる
要因がここにもありそうです。
次回はワンちゃん猫ちゃんに寄生する白癬菌「好獣性菌」についてお送り
します。
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